その日我々は徳島県にいた。
我々と言っても私と東京出身の濱田さんだけですが。
とある鎮守の森、ここに来たのです。
ここは徳島県那賀町。
こ、これは、なんという異世界感!
以前掲載した「巨木ツアー」は大きな反響を呼び、
上司の目にも留まった。
「ワイも巨木が好きなんよ。お勧めの所があるんよ。」
上司に勧められたならそれは断れない。
香川からはるばる約160kmもの距離を走ってきたのです。
これは来てよかった、素晴らしい。
そして教えていただきありがとうございます。
門のように立つ杉の巨木以外にも、
境内には驚くほどの巨木が
これまた驚くほどの密度で生えているのです。
巨木密度指数があれば日本屈指の場所だと思います。
拝殿の屋根をはるかに超える楠の巨木と会話する濱田さん。
濱田さんの巨木愛は本物だ。
今回の旅のきっかけの上司のお勧めも
「これはどこだったかなー?蛭子(ひるこ)神社ゆうんよ。」
ヒントはそれである。
これは無茶だ。
なぜなら徳島県に蛭子神社は20箇所以上あるのです。
一つ一つ巡って確かめる訳にはいかない。
それを濱田さんは一発で突き止めたのです。
この那賀町の蛭子神社を。
恐るべし嗅覚。
巨木と一体となる濱田さん。
この圧倒的な空間ならそれも納得です。
蛭子神社の境内は驚くほど綺麗に維持されており、
この空間が偶然生まれたものではない事を強く感じさせます。
蛭子神社の名の通り、長きに渡り大切にされてきたんだと思います。
今回の旅で340km走り、
走行距離はちょうど5000kmになりました。
燃費は14.6km/lですが、
途中山越えをしたことを思えば良いと思います。
そしてこちらは今回の旅の中で見つけた観光パンフレット。
那賀町の厳選されたつり橋が50選おさめられたつり橋案内図。
こんな濃い観光パンフレットは初めて見た。
中には危険なつり橋もあり安易に渡るなとの事。
那賀町恐るべし。