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カースポット丸亀原田

101年の駅舎を見に

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皆さまゴールデンウィーク楽しみましたか?

大型連休は普段行けない場所に行ける絶好の機会ですよね。

とはいえどこ行っても混雑・・・という声も聞こえてきます。

今回は近場で混み合っていない場所のご紹介です。

 

 

香川県から徳島県や高知県へ向かうJRに「JR讃岐財田駅」という駅があります。

もう一駅走ると徳島県の有名な秘境駅である「JR坪尻駅」に到着する、という場所にあります。

その駅舎が築101年の歴史を経て解体されるというニュースを目にしました。

 

そんな貴重な駅舎があるのなら解体される前に目にしておきたい。

そんな理由で「JR讃岐財田駅」へお出かけしました。

 

 

 

 

 

 

「JR讃岐財田駅」へ行くのは初めてなのですが、本当にこんな場所にあるんだろうか?

明らかに山に向かう感じで、建物もそう多くない。

 

 

 

 

 

 

 

しかしその先にあったのです、「JR讃岐財田駅」が。

 

 

 

 

 

 

「JR讃岐財田駅」にはとても立派な木が生えていました。

でかい。

タブの木というらしい。

何年も前に巨木ツアーを行いましたが、ここには来ていなかった。

思わぬ発見に心躍ります。

 

 

 

 

 

 

楠によく似ているが、よく見ると葉が楠と全く違う。

分厚い葉っぱだ。

下駄の歯やショベルの柄に使われる丈夫な樹種との事です。

 

案内看板によると、大正12年(1923年)に駅建設のため切り倒そうとしましたが事故が相次いだため切り倒すのをやめたとの事です。

今では香川県の保存木に選ばれています。

 

 

 

 

 

 

101年を迎え解体される駅舎はとても手が行き届いており、とても101年とは思えないきれいさでした。

 

 

 

 

 

 

多くの人を迎えたであろう改札窓口は、今はもう封鎖されています。

 

 

 

 

 

 

列車の発着を待ったベンチも歴史を感じます。

 

 

 

 

 

 

壁に設置されたメッセージボードを見ると、とても多くの人に愛されていた事がよく分かります。

 

 

 

 

 

 

せっかく来たので駅周辺を散策します。

森の中に伸びる先の見えない線路がとてもいい雰囲気です。

 

 

 

 

 

 

駅から直線距離で100メートルほどの場所ですが、山に吸い込まれそうな道路です。

 

 

 

 

 

 

この時は田植えの準備が進められていました。

 

 

 

 

 

 

遠くから駅舎を見ると、駅舎に覆いかぶさるようにタブの木が生えている事がよく分かります。

 

 

 

 

 

 

野良ポストにも出会いました。

 

 

 

 

 

 

線路の下をくぐる用水路でさえ得も言えぬ美しさです。

 

 

 

 

 

 

駅前の通りですら少し歩くとこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

周辺をぐるりと一周して駅に戻ってきました。

駅舎と共にあったタブの木はとても巨大で神々しさがあります。

 

 

 

 

幹の太さもかなりのもので見ごたえがあります。

JR讃岐財田駅の駅舎は残念ながら5月8日より解体が始まっていますが、このタブの木だけでも一見の価値ありだと思います。

都会の駅とは違い、駅前にお店らしいお店も無い場所ですがそれが魅力だと思います。

機会があればぜひ足を運んでみて下さい。