江戸の終わりの天才商人伊能忠敬は幕府の依頼で日本を歩いて測量し、
正確な日本地図を作り上げた事で有名です。
時代が変わって衛星のGPSで正確な測量が出来るようになったときに、
日本列島をGPSで正確に測量したところ、
伊能忠敬の作った日本地図との誤差はたった2〜3%だったそうです。
凄いですね。
そんな伊能忠敬、日本地図は有名ですが、
地球の大きさを計算していた事はあまり知られていません。
地球の大きさも一周約4万キロとかなり正確にはじき出していたといいますから、
大きな驚きです。
さて、他店がクリスマスカラー一色の中、
今回はタイトル通り地球10周に挑戦する方のお話です。
地球1周は約4万キロですので10周なら40万キロ。
そんな途方も無い距離を1台の車で走ってしまおうという方が
スバルに遊びにきてくれました。
愛車はこのレガシィB4です。
現在の走行距離は・・・。
約36万キロ!!!
現在地球9周に相当する走行距離を走っています!
なぜこんな事になってしまっているのか、
気になる事がたくさんありますのでお話を伺ってみましょう。
Q:一体なぜこんな走行距離になっているんでしょうか?
どこを走っているんですか?
A:四国山脈系を走っています。
徳島県民の心のよりどころの剣山から西日本最高峰の石鎚山系まで
走り回っているんでしょうか。
秋は紅葉、春は新緑の中を、気持ちのいいドライブを楽しめるんでしょうね。
Q:これだけの距離を走ればトラブルもあるんじゃないですか?
現在気になっている症状はありませんか?
A:今のところ特にトラブルはありません。
強いよ、この車。
でもクラッチの作業がそろそろかな?
整備士の皆さん、クラッチの作業がそろそろだそうですので、
整備をお願いしますね。
定期的な部品交換はあっても、突発的に走れなくなる事が無かったようで
走行距離を考えるとすんごい事だなと思います。
Q:なんでこんなに長持ちしてると思いますか?
A:バランスの良い水平対向6気筒エンジンであること、
6MTであることが理由だと思います。
確かに水平対向6気筒エンジンはバランスがいいな、という印象が強いです。
4気筒と違い、まるでモーターのように回転するフィーリングが
素晴らしいですし、アルシオーネの6気筒エンジンの開発の際には
試験台の上に固定しなくても台座から落ちる事無くエンジンが回っていた事に
開発者が驚いていた逸話があるなど、素性の素晴らしさを感じるエンジンです。
6MTも操作にちょっぴりコツが必要ですがいいMTですよ。
Q: 長持ちさせるコツ的なものを教えてください。
A:消耗品の交換は前提条件です。
他には信頼のディーラーへ整備を頼む事です。
あまり洗車はしないので、洗車は長持ちと関係ないですね。
大変ありがたいお言葉をいただきありがとうございます。
整備士の皆さんの高い技術によって支えられているんですね。
個人的には洗車をした方がなんだかよく分からない理由により
長持ちをすると思っていましたがそうではないようです。
でも洗車しない割にはこの光沢、きれいなんですよね。
Q:この車の気に入っているところは?
A:サッシュレスドア、いいですね。
サッシュレスドアを御存じ無い方も多いと思いますが、
この写真のように窓枠がないタイプのドアを言います。
窓枠がないのでとてもスタイリッシュなデザインになるのがイイですよね。
このドアだと、ガラスを下げて乗り降りすると、
狭い場所でも簡単に乗り降りが出来るメリットがあります。
機能的でもあるんです。
窓枠が無いからボディ剛性が・・・という意見もありますが、
窓枠とボディ剛性は関係ありませんので安心してください。
Q:ではこのレガシィ、何万キロまで乗りますか?
A:目指せ50万キロOVER。
ヒェッ(整備士談)
40万キロじゃなかったんですか?
これはタイトルを「目指せ地球12周!!」に変更しなければなりません。
一体どこまで乗れるのか、皆さん期待していてくださいね。
もう乗り換えしませんか?とは担当セールス談です。