どういう訳かたまーに「ここを歩いてみよう」と思いがけない場所を歩いたりする事があります。
多分歩く幸せをかみしめているのだろうと思います。
スタジオジブリの名作映画「トトロ」の劇中でも歩く幸せを感じる歌が流れたりします。
時期的にとっても暑かったのですが歩くって幸せなんです。
今回は久々にチームおさんぽの活動のお話です。
今回歩いてみたのは観音寺市。
観音寺市と言えば香川県で最も西に位置する、愛媛県と境目の街です。
銭形の砂絵など風光明媚な観光地も多くあります。
しかし今回歩いたのはただの住宅街。
こんな感じの田んぼと住宅の混在する狭い道を歩いてみました。
めったに車で走る事がない道を歩いてみようという訳です。
この日はとても暑い夏の日中。
夏なので気温はもちろん30度以上。
歩いているだけでのどがカラカラに渇きます。
そんな中思わぬ出会いがありました。
出会ったのは自動販売機。
これはまさに
「砂漠の中のオアシス」
「健康診断後のジャンクフード」
「試験の後の鬼滅の刃一気読み」
「ネコ好きにネコ」
真夏の救世主が現れた!と思い自販機に駆け寄ります。
しかしその希望には暗雲が立ち込めます。
自販機は内部が恐ろしく結露しているのです。
もう商品が見えないレベルに結露しています。
世界結露自販機選手権があれば優勝レベルに結露している。
「これは商品が買えないかもしれない」
見渡す範囲に他の自動販売機はありません。
のどは乾いている。
汗もかいている。
歩き疲れている。
道に迷っている。
中年太りも始まってきている。
この危機を打開できるかどうかはこの自動販売機にかかっている!
恐る恐るお金を投入します。
紙幣投入口に「濡れた千円札は詰まる事がありますので投入しないでください」と書かれているが、自販機はものすごく結露している。
「おつりが出てこないかもしれない」と思いましたが、この日は財布の中に小銭が無かった。
残念。
この前事務員さんにお菓子をお裾分けしなかった罰がここにきて現れた。
返ってきてくれよおつり。
多分これが「お茶」だろうというボタンを押します。
この結露の状況だとびしょびしょのお茶が出てくるかもしれない。
いや、それ以前にお茶が出てこない恐れもある。
お茶が飲めるかどうかはこの自販機にかかっている!頼むぞ!自販機!
「ゴトリ」
いつもの音がして飲み物が出てきました。
良かった、ちゃんとお茶が出てきた。
そしてお茶は結露していなかった。
何も心配はいらなかったのだ!
すばらしい日本の技術力!
すばらしい販売価格!
そしてすばらしいお茶(商品名)!
こうして真夏の危機を無事乗り越える事ができたのだった。
おつりも無事に出てきました。
おつりは結露していませんでした。
結露でいっぱいなので一瞬不安に思って申し訳ありませんでした。
事務員さんにお菓子をお裾分けしなくて申し訳ありませんでした。
おさんぽでなければ見つけられない出会いや発見がある。
皆さん、おさんぽお勧めですよ。
できるなら涼しい時間帯がお勧めです。