東四国スバルの定休日だった3月7日。
実はこっそり大きな大きな発表がありました。
それはスバル グローバル プラットフォーム(SGP)の発表です。
なんのこっちゃ??と思う方も多いと思いますが、
SGPとは次世代のスバル車の骨格の名称です。
ご存知のように車の骨格は車の基本性能を大きく左右する部分で、
設計開発には非常に大きなコストや時間がかかると言われています。
そういった部品?がこのたび大きく変わりますよ、という発表です。
ではこの次世代の骨格を使うと車はどう良くなるのか?
というのが皆さんとても気になると思いますが、
スバルの偉い人によるとこうなるそうです。
○高性能をこえた、感性に響く「動的質感」
○世界最高水準の「安全性能」
動的性能と言われてもちょっとなぁ・・・。
と思いますよね?
多分走る楽しさ的なものだと思います。
それは上の表を見ても感じると思いますが、
走る楽しさをビシビシ感じる欧州車に比べ
現行のスバル車は動的質感評価が低い位置にありますが、
今後出てくるであろう新型車では欧州車並を目指す、
となっています。
スバル車が現在よりさらに走って楽しい車になる!という事ですね!
そのためにスバルは
○現行の骨格より大幅に剛性を向上。
路面に吸い付くようなまっすぐに走る性能を目指した。
将来の自動運転では高い直進安定性も重要な性能になるためそこも目指した。
○骨格の最適化により不快な振動、騒音の低減を図った。
ステアリングやフロア、シートの振動を大幅に低減する事を目指した。
○サスペンションの取り付け部分の強度を大幅に向上し、
快適な乗り心地を目指した。
リヤスタビライザーを車体に直接取り付ける事で揺れの半減を目指した。
とあります。
現行の車でも「まっすぐ走って快適だなぁ」と感じますが、
さらに良くなるとは早く体験してみたいものです。
では高い安全性能はどうでしょうか?
ご存知のようにスバルは世界中の多くの国の衝突安全試験で
非常に高い評価を獲得しています。
近年ではアメリカの衝突安全試験で車体前方の4分の1だけを衝突させる
スモールオーバーラップという非常に厳しい試験が突如追加されましたが、
その試験でもスバル車は高い評価を獲得していますよね。
でもスバルはさらにその上を目指したそうです。
そのためにスバルは
○重心位置を5ミリダウンさせ、骨格や足回りの強化と合わせ
より高い危険回避性能を目指した。
○ぶつかってしまった場合でも、従来比1.4倍の
高いエネルギー吸収効率を目指した。
だそうです。
1.4倍のエネルギー吸収効率には、加工が難しい硬い鉄材を
なにやらうまく変形させるホットプレスという技術も新採用し、
かなり気合が入ったものとなっています。
これにアイサイトを組み合わせれば大きな安心につながりますよね!
上の骨格の写真は見る人が見れば「な、なんと!」
という技術が込められているそうですので、
もっと知りたい!という方はこちらのPDFから
詳しい内容をご確認いただけます。
かなり気合入ってるな、と実感いただけると思います。
たかが骨格、されど骨格。
カタログには現れない性能を持った部品ですが、
走るとはっきりと(ここまで!?というくらい)違いを感じる大事な部品です。
この骨格は将来的にはハイブリッド、プラグインハイブリッド、
EV(電気自動車)も視野に入れたものだそうですので、
スバルの将来の車がより楽しいものになりそうですね!
皆さんも期待して待っててください!
そしてこの次世代の骨格は、年末にも登場するのでは?
と噂される新型インプレッサから順次採用されるそうです。
まだまだチラ見せの新型インプレッサですが、
大いに期待していいと思いますよ!
新型インプレッサはこちらのサイトで順次公開予定です。