写真:フルモデルチェンジを迎えた新型レヴォーグ
10月15日に発表の新型レヴォーグ。
皆様同様、私も期待しています。
試乗車が来た折には皆様ぜひご来店下さい。
前回、新型レヴォーグのアイサイト(アイサイトX)の
一部機能を紹介させていただきましたが、
新型レヴォーグは全ての面で進化が見られる車だと思います。
今回は新開発のエンジンについてお伝えしたいと思います。
写真:新型レヴォーグに搭載される1.8リッター リンバーンエンジン
新型レヴォーグには新開発の1.8リッターエンジンが搭載されます。
このエンジンは「リンバーン」という技術が搭載されています。
リンバーンは希薄燃料を噴射する技術で、
一般的には燃費が向上する技術と言われています。
噴射するガソリンの量をうまく減らす、というイメージでしょうか?
写真:BH型レガシィのSUVモデル「ランカスター」
リンバーン自体は古くからある技術で、
私の記憶の限りでは、スバル車では
約20年前のBH型レガシィ(3世代目レガシィ)に
2リッターのリンバーンエンジンを搭載する
「ブライトン」というグレードがありました。
しかし当時はビルシュタインサスペンションと
ハイパワーな2リッターターボエンジンを搭載する
「GT-B」グレードの注目度が高く、
リンバーンエンジンは3世代目レガシィを最後に
消えてしまったと記憶しています。
写真:現在スバルで最も一般的なFB型エンジン
発売前のレヴォーグ紹介動画や記事によると、
新型レヴォーグに乗るリンバーンエンジンは
低速トルクに特徴があるようです。
一般的に低速トルクを重視すると、
スムースな加速をしやすくなると言われています。
スムースな加速ができれば燃費向上につながると言われています。
写真:エンジンとCVTのカッティングイメージ
新型レヴォーグの1.8リッターエンジンのトルクは
300N・m(30.6kgf・m)/1600-3600rpmです。
これはエンジン回転数1600回転から3600回転時に
最大トルク300N・m(30.6kgf・m)を発生させる、という意味です。
BH型レガシィの2リッターリンバーンエンジンのトルクは
186.3N・m(19kgf・m)/3600rpmでした。
新型レヴォーグではターボを採用していることもあり、
BH型レガシィのリンバーンエンジンに比べ
約1.5倍もの最大トルクを発生させている事が分かります。
新型レヴォーグの1.8リッターエンジンが生み出す
最大トルク300N・m(30.6kgf・m)とは
一体どういったものなのでしょうか?
写真:BP型で採用されていたEZ30型6気筒エンジン
スバル車の中でトルクの近いエンジンを探すと・・・。
ありました。
BH型(3世代目)レガシィの3リッター6気筒エンジンが
289N・m(29.5kgf・m)/4400rpm
でした。
また、BP型と呼ばれる4世代目レガシィの
3リッター6気筒エンジンの最大トルクが
304N・m(31.0kgf・m)/4200rpm
です。
写真:FB型エンジンのカッティングイメージ
・新型レヴォーグ
1.8リッター4気筒リンバーンターボエンジン
300N・m(30.6kgf・m)/1600-3600rpm
・BH型レガシィ
3リッター6気筒エンジン
289N・m(29.5kgf・m)/4400rpm
・BP型レガシィ
3リッター6気筒エンジン
304N・m(31.0kgf・m)/4200rpm
比べてみると、新型レヴォーグの1.8リッターエンジンの
最大トルク値はほぼ3リッター並みの
余裕のトルクを発生させている事が分かります。
また、それを低回転から発生させている事が分かります。
写真:惜しまれつつ生産が終了したEJ20型エンジン
また、それを発生させるエンジン回転数も
3リッターエンジンでは約4000回転時に
最大トルクを発生させていますが、
新型レヴォーグの1.8リッターエンジンでは
1600~3600回転と低い回転数で発生させている事が分かります。
実際に街中を走っている時のエンジン回転数は
3000回転以下の方が多いと思いますので、
レヴォーグのトルク特性はとても走りやすそうです。
以前のスバル車にあった3リッター並みのトルク。
これは皆さん期待していいんじゃないでしょうか?
まずは新車でご検討いただき、
次に中古車の入荷を楽しみにお待ち下さい!