皆さん高速道路を利用する際には
必ずETCを利用しますよね。
今や必須装備となったETCですが、
現在ETCには2つの規格があります。
それが従来からあるETC、
もう一つはETC2.0でDSRCとも表記されます。
ETC2.0は新しい規格ですので、
現在お車をご購入のお客様にお勧めしておりますが、
機械の費用が高い!
高速料金を支払いするだけの機械に
この費用は妥当なのか?
「スバルさんひょっとして高いの勧めてない?」
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
今回はETC2.0が何をしているのかを把握していただき、
ETC2.0のメリットをご理解いただきたい
との思いでお伝えいたします。
まず従来からのETCです。
皆さんご存知の通り、従来からのETCでは
高速道路の料金支払いにのみ使われるものです。
「いつも通りの見慣れた感じに安心します。」
そしてこちらが新しい規格のETC2.0です。
「見た目変わってないじゃないですか!」
「やっぱり高いのを勧めているだけですねスバルさん!!」
※デザインは機種によって変わります。
いえ、決して高いからお勧めしている訳ではないんです。
※画像はスバルオフィシャルHPより。
まずはETC2.0が行っている新しい機能の一つ。
「ダイナミックルートガイダンス」ざんす。
ルート案内中の進行方向の渋滞情報などをを取得し、
それを元に新しいルートを案内する、という
人間っぽい判断を行ってくれます。
「こんなのナビで行えるじゃないか」と思うかもしれませんが、
ETC2.0の場合はナビの「FM-VICS」に比べ
かなり広範囲の情報を取得しているため、
より遠方でも最適なルートを案内してくれるという訳です。
そしてここからが「あってよかった」を大きく体感する新機能です。
走りながら自動的に情報を拾うETC2.0は、
随時ナビ画面に割り込み画面で情報を表示します。
これは直近の通過予想時刻と、
並走する一般道の渋滞情報の案内です。
ナビ画面右側で緑に常時されるのが高速道路、
青く表示されるのが一般道です。
一般道で赤く表示されているのが渋滞区間です。
季節によってはこんな案内もしてくれます。
進行方向で急に雪が!となるよりは
事前に状況が分かっていれば余裕が生まれますよね。
この時は「えっ!?どうしよう・・・。」
ではなく「フムフムなるほど。」と余裕を持って走る事ができました。
こちらは広域の案内です。
問題がある場合は道路上にマークが表示されます。
この画面ではチェーン装着のマークが黄色く表示されています。
どのルートを通れば最適なのかがよく分かります。
こちらはナビの走行画面に見えますが、
ETC2.0の割り込み画面です。
進行方向のサービスエリアの案内を表示しています。
ナビでも同じ機能が使えますが、
ETC2.0の情報は受信した情報を表示するため、
この情報は地図更新をしていなくても新しい情報で表示される、
という点がメリットです。
渋滞の原因となっている地点では、
このような走行の案内もしてくれます。
高速道路ではアップダウンの感覚つかみにくく、
知らず知らず速度が低下して渋滞の原因を作ってしまう、
なんてこともあります。
ですがこのような案内があれば速度に注意して走る事もでき、
結果渋滞が減るのではないでしょうか。
場所によってはこのような写真で案内してくれる事もあります。
うーん凄いですね。
そしてこれは状況によって随時表示される画面です。
進行方向に注意を促す表示が割り込みで表示されます。
予測ができるので安心感が大きいですよね。
そのまま進むとほんとに故障車がいました。
事前に右車線へ移っておくことが出来たので、
安全に通過する事ができました。
ETC2.0は優秀です。
あと、資料が無いのですがこれは・・・!
という機能が使えるのが光VICS対応ETC2.0車載器。
光VICS対応のETC2.0の場合、
一般道の進行方向の信号が変わるタイミングが分かるそうです。
何ですかその機能は・・・ナイトライダーみたいだ。
このサービスは首都圏ではすでに始まっているそうです。
未来都市TOKYO!
あとですね、ETC2.0のみ割引きが受けられる
高速道路があったりとこれからはETC2.0なんですよね。
大切な事がまだあります。
電波法改正により、不要な電波を発生するETCは
2022年12月1日以降使用できなくなります。
使っているETCが大丈夫かどうかは
総務省のHPで確認していただく必要があり、
ちょっぴり難易度が高いです。
総務省の無線設備の案内ページ
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/spurious/
また、新セキュリティ規格未対応のETCも
最長で2030年頃までに使用できなくなる予定です。
こちらも使用する機器によって対応状況が分かれますので、
下記の国土交通省HPでご確認をお願いいたします。
https://www.mlit.go.jp/road/yuryo/etc/security/index.html
大変長くなりましたが、
ETC2.0が何をしているのか、
これからの状況の変化などを考えると
高くてもETC2.0がお勧め、という訳なんです。
「よかった、スバルの人が親切でお勧めしてくれてるんだ。」
と感じていただけると嬉しいです。