お待たせいたしました!!!
前々回の記事で「パンクしてしまった」時のお話をしましたが……
その前に、パンクする確率を下げる為に大切な事が日常の点検です。
タイヤは使用・管理(整備)が適正な状態で使用された時に
はじめて自動車の走行装置としての役目を果たします。
それらが不適切な場合、タイヤの機能が低下するばかりでなく
種々の損傷を起こす原因になるのです。
走行時の安全を確保する為に、必ず日常点検・整備を行いましょう!
それでは、日常のタイヤ点検4つのポイントをご紹介します!
① 空気圧チェック
② タイヤの溝チェック
③ 偏摩耗チェック
④ キズ・ひび割れのチェック
まず…… ①空気圧は適性でしょうか?
走行前に適正な空気圧かどうか点検しましょう!
※走行前のタイヤが冷えている状態で確認します。
適正空気圧は車種によって異なります。運転席側のドア付近、
または給油口に貼付された空気圧表示シールでご確認できます。
参考:インプレッサSPORT
バルブやバルブコアも長く使用するうちに
ゴム部分が劣化してしまい空気漏れの原因となりますので
タイヤ交換時にはバルブも一緒に交換することをお奨めします。
ちなみに空気圧不足のまま走行した場合……
・燃費の悪化
・走行性能の低下
・偏摩耗
など悪影響が沢山あるので気を付けましょう。
次に…… ②ミゾは充分に残っていますか?
走行前にタイヤの残り溝をチェックしましょう!
残り溝が1.6ミリになる目安としてスリップサインを設けています。
スリップサインが1箇所でも出ると使用してはいけないことが
法律で定められているのです。
※実際の商品でのスリップサインの位置は
三角マークの延長線上の位置から多少ずれる場合があります。
残り溝が少ない状態で走行した場合……
特に雨の日の高速道路等で、路面との間の排水性能が低くなり
タイヤが浮く状態になることでハンドルやブレーキが効かなくなる
「ハイドロプレーニング現象」が発生しやすくなり大変危険です!!
そして…… ③偏摩耗していませんか?
地面との接地面を見て、極端にすり減っている箇所がないかを点検しましょう!
空気圧が適正でなかったりタイヤローテーションをせずに使用していた場合
偏摩耗が起こりやすくなります。タイヤの寿命を延ばす為にも
定期的(5000km走行に1回が目安)なローテーションをお奨めします。
偏摩耗した状態で放っておいた場合……
・タイヤ寿命の短期化
・振動や騒音の発生
などの悪影響もあるのです!
最後に…… ④キズ・ひび割れはありませんか?
タイヤにキズや、ひび割れができていないか、チェックしましょう!
タイヤの隙間の異物なども確認します。
ちなみにキズがタイヤ内部のコードに達している場合
タイヤが破裂し事故につながる恐れがあります。
ひび割れを未然に防ぐためには……
★タイヤつや出し剤等には、ひび割れが発生しやすくなるなど
タイヤに有害なものもありますので、悪影響が出たら使用を避けましょう。
★取り外し保管時は、直射日光の当たる場所は避けましょう。
★空気圧不足はひび割れの拡大を助長します。指定の空気圧に調整しましょう!
不慮の事故を防ぐことはできませんが、日々の簡単な確認で
起こり得る大きな事故を防ぐことはできる筈です。
少し大袈裟かもしれませんが、大切なクルマ、そして大切な命の為に
定期的な愛車の点検を心掛けましょう!