店長の小西です。
今回は謝罪から。表題のとおり11月21日に掲載した新型フォレスターの新デバイス「アダプティブ・ドライビング・ビーム」略して「ADB」に関する記事ですが、掲載写真を撮影する際の走行に不適切な点がございました。私の不勉強によるもので、プロとしてお恥ずかしい。お詫びして訂正させて頂きます。大変申し訳ございませんでした!
以下、訂正文(青文字の箇所です)と撮影しなおした写真を追加した訂正版です。
(本当は削除してしまいたいところですが・・・・私のようにクルマの操作を誤ると、素晴らしいADBシステムが逆に周囲に迷惑をかけてしまうこともあるという失敗例として読んで頂きたく、敢えてもう一度掲載することにしました。)
TVCF大量投下中で注目度が高まっている新型フォレスター。
前回の記事の時点では装備されていなかった純正オプションをフル装備し、当店試乗車はより見どころ満載、格好良くなりました。
(メーカーが企画し、約60万円のオプション部品の展示装着見本と化しました。多いように思われるかもしれませんが、じつは最近ではこの位の額のオプションを注文される方は多いですね・・・)
チューニングを見直したサスペンションの素晴らしい乗り心地もアピールしたいところですが・・・デバイス面での大注目は「ADB(アダプティブ・ドライビング・ビーム)」。
前回紹介した「SRH(ステアリング・レスポンシブ・ヘッドランプ)」と共に今度のフォレスターはヘッドランプが凝りに凝っています。
ハイビームで走行中、対向車や先行車が現れると眩惑を防ぐ為、自動で「迷惑な方向の上向きの光だけ」をシャットアウトするのが「ADB」。対向車などの検知にはアイサイトのステレオカメラシステム、上向き光の遮蔽にはプロジェクター球後方に内蔵されたモーターとシェードを使います。実際の夜間走行で試してみましょう。
暗い川土手の道路を走行しています。アイサイトの画像認識は精度が高いので赤い○印のような道路標識をクルマと見間違えることはありません。黄色の○の表示のとおりハイビーム照射中。
↑ ここからが間違い!じつは写真の時のフォレスターのヘッドランプは「ただのハイビーム走行」。ADBを作動させたければ下図の操作が必要です。
40m向こうを照らすロービーム(すれ違い用前照灯)に比べハイビーム(走行用前照灯)は100m向こうを照らしてくれる(JAFホームページより)のでとても見やすいですね。近年警察がハイビームの使用を推奨している理由が分かります。
青○印、対向車が来たようです。
↑ このくらいの距離ならまだハイビームでも問題ないですかね・・・・
対向車が目前に迫ります。黄色○印のとおりまだハイビームのまま!
ADBによる遮光がなければ明らかな迷惑行為です。
↑ じつはただのハイビーム!大迷惑です(泣)
↓ 昨晩撮りなおしたADB作動状態でのすれ違い走行です。写真の左下のミドリの○印の位置にADB作動中を示すグリーンのランプが点灯しています。ヘッドランプはきちんとハイビーム(黄色○印)。皆様はくれぐれも私のようにお間違えになりませんように・・・・
最後までハイビームのまま6台の対向車とすれ違い完了(感動)
↑ 馬鹿が一人で感動しています・・・・どなたか知る術もありませんが対向車の方々、申し訳ございませんでした(号泣)
↓ 昨晩撮り直した再接近時のすれ違い走行、ADB作動時(緑○印)による真のハイビーム(青○印)一部遮光状態です。
夜間のウォーキング/ランニングの方も多い昨今、路肩を終始明るく照らしてくれる「ADB」、心強い新デバイス誕生ですね。ちなみにこのADB・・・・・
1)メーカー装着オプション「アドバンスドセーフティパッケージ」に含まれる。
2)街灯が多く明るい市街地などでは作動しない。
3)30km/hで作動開始、15km/hで作動停止。
4)高速走行時にはロービームでも自動的に光軸を上げ、遠方の視界を確保する。
との事。今頃の季節なら夕方以降に試乗して頂ければ体感して頂けると思います。
試乗のご希望は高松木太店まで!