真剣に仕事を進めていると、
どうしても論議は避けられない。
その事柄に対してこだわりがあればあるほど
熱い論議に発展してしまう事が多い。
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新車営業佃君「昔、キリンの出してたあのジュース、あれ名前何でしたっけ?」
私「あーあれな、あの『力水』って書く『りきすい』の事やな。」
佃「いや、力水は『ちからみず』じゃないんですか?」
私「いや〜知らんけど、『りきすい』やろ。」
佃「いやいやいや、そんな事はないですって。」
私「だってワタクシ、佃君の2倍生きてるんですよ、
経験値が違う、経験値が、こっちの方が正しいに決まってる!!」
佃「いや僕だって『鉄骨飲料』知ってるくらいですから
こっちの方が正しいに決まってますよ!!」
私「もう知らん!!」
このような熱い議論を重ねて作り出されたのが、
今回ご紹介する新入荷のインプレッサです。
インプレッサは「Cセグメント」と呼ばれる
一般向けの車のカテゴリーのクルマです。
ですので多くの人に選んでもらえるよう、
とても厳しいコスト管理の中、設計生産されているのです。
それなのにこの前から後ろへ繋がる流麗なデザイン。
「ハッチバックが人気のインプレッサでも
絶対にセダンもかっこよくしたいので
このデザインで行かせて下さい!!」
「いや、ダメだって!ハッチバックよりボディ長くしたら
コストアップしちゃうでしょ!!」
「てへ、このまま行っちゃいました。」
きっとこのような議論が交わされたのでしょう。
高い安全性を誇るインプレッサ。
運転手の膝元を守るニーエアバッグが装備されています。
「乗員を守るためにはどうしても
ニーエアバッグを標準装備にしたいんです!
付けさせてください!!」
「いや、コスト上がるからダメだって!
だいたいニーエアバッグ付いてるCセグメントは
ほとんど無いでしょ?!」
「てへ、ニーエアバッグ標準装備にしちゃいました。」
「安全は乗員だけじゃないんです!
被害者も守りたいんで歩行者用エアバッグも
付けさせて下さい!!」
「いや、ダメだって!だいたい全世界の車を見渡しても
まだ2例しか採用例ないんだよ!?
一から開発するとコストが大変な事になる!!」
「てへ、歩行者用エアバッグ標準装備にしちゃいました」
「アイサイトもレヴォーグやレガシィみたいに
追従機能時の停止保持を使えたら、
今よりうんと長距離運転が楽になるので
お客様に喜んでもらえると思うんです!」
「いや、ダメだって!ブレーキシステムも新開発にするつもり!?」
「てへ、停止保持機能付けちゃいました。」
「内装はダッシュボードからドアにかけて
流れるようなデザインにして質感を高めたいんです!」
「いや、ダメだって!もっと平らなデザインでコストを抑えて!」
「てへ、超絶立体的なデザインにしちゃいました。」
「エンジンは新開発して実燃費と発進加速を向上させたいんです!」
「エンジン開発は特にお金かかるのでダメ!」
「てへ、直噴エンジン新開発して乗せちゃいました。」
「ボンネットは軽量なアルミを使って
ハンドリングを向上させたいんです!」
「いや、ダメだって!鉄でも見た目変わらないし
そもそもアルミは高価でしょ!」
「てへ、アルミボンネットにしちゃいました。」
そんな様々な議論を重ねたであろう新型インプレッサは
大変すばらしい車に仕上がりました。
特に衝突安全性はめざましく、
国土交通省の衝突安全試験において
「歴代日本車の中で最も安全」
という賞を獲得したほどの優秀さです。
そんな素晴らしいインプレッサに、
この8インチのダイアトーンビルトインナビまで装備された
貴重な1台が今回の新入荷です。
最上級グレードのインプレッサG4 2.0i−Sアイサイト。
初年度は平成29年式で車検は平成32年10月まで。
走行距離はたったの7500kmです。
リヤビークルデイティクションや後退時自動ブレーキまで付いて
諸費用込の店頭価格は224万円!!
これはお買い得です。
※9月23日の在庫です。売約の際はご了承ください。
後日、広島発のスーパー「ユメタ〇ン」にて力水を発見しました。
数十年の時を経てまだ販売されている事に感動し、
つい購入してしまいました。
これで佃君の間違いをはっきり証明する事ができる訳です。
ごめーん佃君!「りきすい」じゃなくて「ちからみず」だった。