スバルの宇多津店にはエリートサラリーマンのS水さんがいる。
どれくらい優秀かというと、スバルの社内試験の
最も難しい試験を受けるほど優秀です。
平民の私には受験資格すらありませんし、
その下のクラスの試験を受けた際には
「もうご遠慮願いたい」
と思うほど大変だった経験があるので、
最難関の試験はさぞかし大変だったと思います。
そんなS水さんの試験が無事終わりましたので、
慰労をかねてドライブに出かけることにしました。
石鎚山系の瓶が森、通称「UFOライン」に行くのです。
山上の澄んだ空気、どこまでも高い空、新緑の鮮やかさ、
そしてとっておきの景色を見てリフレッシュしてもらおうという企画です。
「瓶が森」は四国の中心付近の山深い場所に位置します。
愛媛県と高知県の県境付近にあり、
事前の入念な調査により周辺に商店が無い事は確認済みです。
長距離運転に備えカレーで腹ごしらえです。
ここから山の中を延々走って瓶が森へ向かうのです。
曲がりくねった山道をひた走り瓶が森の入り口に到着しました。
カーブでも安定した車体、鼻先の軽いハンドリングで
疲労感なく到着することができました。
事前の入念な調査により当日の降水確率は
0パーセントである事を確認済み!!
確かに雨は降ってないですけど・・・降ってないですけど・・・。
ゼロパーセントなのにぃ・・・。
山の上は麓と天気が全く違って雲というか、
濃い霧にに覆われていました。
雲の中ですので視界は劣悪。
10メートル先の視界も危うい状況です。
雨雲レーダーを確認してもらいましたが
この時点で雲は無い事になってるんですよね。
それもそのはず、雲は雲でも雨雲ではないから表示されないんですよね。
文明の利器を使う側の知恵が足りませんでした。
瓶が森に行くにはここを奥へ進むしかないのです。
行けるのか!?引き返すべきではないのか!?
引き返しても結局濃霧じゃないのか?
走ってれば晴れるかもしれないじゃない?
というお気楽な発想で進むことにしました、
ありったけの灯火類を焚いて。
どれくらい霧が濃いかというと、
カメラのピントが合わないくらい濃いんです。
その中でもフォレスターのステアリング連動ヘッドランプは
しっかりと進行方向を照らしその実力を遺憾なく発揮してくれました。
頼りになる車です。
瓶が森は石鎚山系の中の景勝地。
大変山深い場所ですが、登山やドライブで
訪れた方も多いのではないでしょうか?
雄大な石鎚山も望める景色が魅力です。
また、下界では気温26度でも、瓶が森では12度という
別世界ぶりも魅力です。
「ここはですね、遠くに山々の連なる峰を望める
心に残る絶景ポイントなんですよ!」
「霧しか見えないじゃないか!」
「いいかげんにしろ!」
「ここはですね、眼下に数百メートル級の崖を望みながら走る
絶景ポイントなんですよ!」
「霧しか見えないじゃないか!」
「いいかげんにしろ!」
下界に降りるとすっかり霧は晴れ視界良好!
「晴れてるじゃないか!」
「いいかげんにしろ!」
せっかく遠くまでお出かけしたのに霧しか見てない
散々な結果に終わった今回のドライブ。
「S水さん、リフレッシュしていただけたでしょうか?」
「濃霧でリフレッシュできるか!!」
山道でのフォレスターの性能の高さを体感できたので、
ぜひリベンジさせて下さい。