ある日の夜の事です。
いつもと違うルートを走っていると、道の右側に自動販売機が見えました。
通り過ぎる際ドキッとしました。
視界の片隅に何か見えた。
「自動販売機の横に人がいる!!」
引き返してみるとやはりいる。
しかしそれは人ではなくバイクに乗る人形でした。
この写真はカメラで補正されて明るいのですが、
実際は街灯が無くかなり暗い。
人間の目の見え方に合わせるとこんな感じです。
道路右側に自動販売機と人が見えるの分かりますか?
夜間は通り過ぎる一瞬で正確に認識するのは難しい感じです。
近くにはLED広告のディスプレィと信号機があるので
一瞬明るいみたいになる事もあるのですが基本的には暗いです。
しかもこの自動販売機、商品部分に明かりが点かないのです。
なので商品が見えない!
しかしせっかく来た自動販売機なので商品を買って帰りたい。
小銭を取り出すが「み、見えない・・・!!」
しかしここは自動販売機テクノロジー王国日本。
小銭は見えなくとも、使用できない1円玉などはお釣りの所に落としてくれ、
100円玉などはそのまま使えるように選別してくれるのです。
何円硬貨か分かりませんが小銭を投入していきます。
自分で考えて硬貨の選別をしてくれるなんて、
凄いぞ自動販売機!すごいぞ未来のテクノロジー!
お金は入ったがこの自動販売機は商品は見えない。
ボタンの部分で光っている金額だけを見て商品を選ぶのです。
まるで全商品「?(ハテナ)」の自動販売機のようです。
もしかすると日本一スリリングな自動販売機かもしれない。
自分の感を信じ140円のボタンを押す。
取り出し口で「ゴトリ」と音がするので商品が出てきている事は分かるが
真っ暗で何も見えない。
LED広告看板の下で商品を確認すると「梅よろし」でした。
おいしいのが買えて良かった。
夜でも明るい現代において、暗闇で何かするという体験ができる貴重な自動販売機。
皆様も夜間、三豊市三野町のこの自動販売機を訪れてみませんか?
ちなみに自販機横のバイクの人はリングライトで照らし出されています。
もしかすると芸能人かもしれない。