前回に引き続き今回も観音寺市のパワースポットを巡るイベントのお話です。
ただパワースポットを巡るだけなのにおじさんは絶望していました。
なぜなら先の見えない長い長い石段に遭遇したからです。
楽勝だと思っていたらとんでもない展開になってきた。
おそるべし観音寺市、おそるべしパワースポット巡り。
◆残り体力70
自ら参加を申し込んだ以上完遂しなければならない。
中学生ならこの石段も駆け上がるのだろうが、中年はそうはいかない。
美しい苔で気を紛らわせながら石段を上ります。
そうすると目の前に次のパワースポットが!
がんばって石段を歩いて良かった。
ここは源平合戦の際に源義経が奉納した言い伝えが残る木の鳥居です。
こんな貴重なものが香川県にあったなんて!
歴史の教科書で習った出来事が、一気に身近なものに感じられます。
◆残り体力50
荘厳な鳥居にパワーをもらい次の目的地へ向かいます。
次の目的地は、石段をさらに上った所にある「巨大な石灯篭(いしどうろう)」です。
しかし周辺には多数の石灯篭がある。
大きさも似通っていてどれがパワースポットに該当するのか分からない。
しかもこの急な石段の上下に石灯篭が設置されているのだ。
石灯篭の大きさを比べるために急な石段の上り下りを繰り返す。
まさかパワースポット巡りで、ピラミッドを作る労働者の追体験をするとは思わなかった。
観音寺市はエジプトだった。
◆残り体力20
次の目的地は銭形砂絵を見下ろす展望台だ。
ここは先ほどの石灯篭のすぐ近く。
しかも下り坂でたどり着ける。
余裕だ。
一夜で作り上げたとの伝説が残る銭形の砂絵。
松林の中にぽっかり浮かび上がる不思議な砂絵。
展望台には銭形砂絵の秘密を聞けるボタンある。
最近改修され通常版と結城友奈バージョンを選べるようになった。
周りの観光客が一斉に振り返るので、結城友奈バージョンがお勧めです。
◆残り体力20
展望台から次の目的地まで向かう際に、人間に興味のある小鳥がすぐ近くまで寄って来ました。
映画のような出来事が現実に起きたのです。
スズメほどの大きさの野鳥がこの大きさで写真撮影できたのは初めての経験です。
「なんて人懐っこいんだ」と夢中でシャッターを切りました。
皆さま小鳥に癒されましたか?
はい、私も小鳥に癒されました。
しかし観音寺市のパワースポット巡りは小鳥に癒されるような生易しいものではなかった。
・・・来年に続きます・・・
今年も1年ご愛読ありがとうございました。