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カースポット丸亀原田

チームおさんぽ、有明浜を歩く

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会社のイベントに誘われたので万歩計を買いました。

人生初の万歩計です。

 

歩数を計測して分かったのは、仕事の日はそこそこ歩いているが、休みの日は全く歩いていない、という事でした。

驚くほど歩いていない。

前世はモアイ像なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

これは良くないですね、という事で休みの日に散歩に出る事にしました。

チーム名は「おさんぽ」ですが、今のところ他の部員はいません。

つまり一人です。

 

 

 

 

 

 

散歩コースに選んだ有明浜は、香川県の西に位置します。

風光明媚な場所で、国定公園や名勝地に指定されています。

 

 

 

 

 

 

砂浜の長さが1~2kmしかなく歩きやすそうな事。

海風に吹かれて気持ちよく歩けそうな事。

まだ端まで歩いた事が無かった事。

久しく海を見ていなかった事などから散歩コースに選びました。

良い休日を過ごせそうな気がする。

これは期待しかない。

 

 

 

 

 

 

貧乏性なものですので「歩くついでにゴミでも拾えば一石二鳥だろう」と火箸とスーパーのビニール袋(大)を持っていきました。

海水浴場にもなっている海岸ですので、拾うゴミもそう多くないだろうと思います。

 

 

 

 

 

 

この日は日差しもちょうど良く、風が涼しくとても快適でした。

砂浜を歩くととても気持ちよく、この場所を選んで正解だったと思いました。

ゴミもほとんど目につきません。

 

 

 

 

 

 

少し歩くと車の芳香剤が落ちていました。

奥には砂浜に穴が見えます。

カニの穴でしょうか?

「家の前に臭いのするものが置かれたらカニも嫌だろうな」

自動車販売会社社員として責任を持って拾います。

 

 

 

 

 

 

なつかしのフィルムケースもありました。

今はもうすっかり見る事の無くなったなつかしいものに出会う事もあります。

 

 

 

 

 

 

最も目についたのはペットボトルでした。

サイズが大きい事や、海に落ちても水に浮くためか海岸に多くありました。

 

 

 

 

 

 

スタート地点はゴミも少なかったのですが、歩くにつれ落ちているゴミの量が増ていきあっという間にビニール袋(大)がいっぱいになってしまいました。

スタート地点からわずか200メートルほどしか歩いていません。

 

 

 

 

 

 

これほどまでゴミが多いとは思いませんでした。

周りにまだゴミが多くありますが、袋に入りません。

周りのゴミは仕方なく放置していくのですが、後ろ髪を引かれる思いです。

 

 

 

 

 

 

海岸のゴミ問題を取り上げたニュース記事では「外国で発生したゴミの量が多い」との読者の書き込みを見て「ふーん、そうなのか」と思っていました。

ですが、実際に歩いてみると外国のゴミは無く、日本のものばかりでした。

悲しい。

 

 

 

 

 

 

地元の方が頑張ってゴミを集めたゴミ袋が放置されていました。

拾っても拾ってもゴミが流れつくのではないかと推測します。

悲しい。

 

 

 

 

 

 

砂の中に隠れるビニールを見つけました。

ヒラメの擬態もびっくりの状態です。

おそらく見えてない地中、海中にも相当量のゴミが隠れている事が推測されます。

悲しい。

 

 

 

 

 

 

有明浜の沖合に見える伊吹島はイリコの国内最大の生産地です。

ゴミが多いと生産者さんの苦労も増えてしまうのではないだろうか。

悲しい。

 

 

 

 

 

 

アサギマダラの飛来地にもなっているのに、この状況ではアサギマダラも困るだろう。

悲しい。

 

 

 

 

 

 

豊かな生態系が確認されている有明浜ですが、実際に歩いてみると驚くほどゴミがある事が分かりました。

普段ゴミを捨てる事は無くお店の周りのゴミを拾っているので、まさかこんな事になっているとはと驚きました。

 

 

 

 

 

 

今回拾った袋いっぱいのゴミは、砂浜全体のゴミの量の0.1%にもならないと思います。

「砂浜全体がこのような感じできれいになればいいな」と思い散歩のついでにゴミを拾いましたが、理想と現実は遠のくばかりです。

充実した休日になると思ったのですが、現実を知りなんだか気が重くなる結果になってしまいました。

機会があればチームおさんぽは活動を続けたいと思います。