香川県の西側に位置する観音寺市と三豊市は、
これまでに多くのHPでも紹介されてきたように
「天空の鳥居」が有名であります。
かつて丸亀店で働いていた東京出身の整備士濱田さんも
「香川県といえば天空の鳥居ですよ」
「えっ!?栗林公園とか金毘羅さんとかじゃなくて!?」
「何言ってるんですか!香川に来て初めて行った場所が
天空の鳥居ですよ!それくらい有名ですよ!」
東京出身の人間に香川県といえばココ!!
を教えられる地元出身者・・・。
ですが、ですがですね。
西讃(香川県の西地域)には他にも見逃せないスポットが
数多くあるですよ。
今回はそんな中の一つへドライブへ向かいます。
それが上の写真の「天空のカタパルト」と
個人的に呼んでるスポットです。
その場所へ向かうには国道11号線を仁尾町方面へ曲がります。
東洋のウユニ塩湖と呼ばれるあの有名な父母ヶ浜方面ですね。
そのまま仁尾町方面へ走り、山の中腹にある七宝山トンネルへ入ります。
まっすぐで走りやすいトンネルなのです。
トンネルを抜けるとそこは駐車場だった。
道の右手にある駐車場に車を駐車します。
今回のドライブはここで終了です。
なぜなら
ここからは「車乗り入れ禁止」だからです。
ここからは徒歩で目的地へ向かいます。
車乗り入れ禁止の理由は、
すれ違いができない狭い山道を通るからです。
しかもそこは果樹園の中の道ですので、
道路とはいえ人の家を歩かせていただく感覚です。
登りオンリーの山道が延々約2.5km続きます。
時間にすると片道50分。
夏の暑さと中年の体力不足で息が荒れます。
おっさんがハアハア言いながら
汗だくでカメラを持って歩いているのです。
他人から見れば完全に不審者。
よかった、他にだれもいなくて。
結構歩いてきたなー。
景色のいい所まで来たし、もうかなりの高さなので目的地は近いな!
と、苦しいながらさわやかな気分にひたっても
山道はまだまだ続くのであります。
頂上で夕方になるように登りはじめたので、
帰りは真っ暗になる恐れがある。
そうなると街灯は1本も無い場所なので
山中で迷う事になる。
そうならないために必死で歩きます。
そうするとですね、ますます息が荒れる訳ですよ。
もう多くは語らずとも分かりますよね。
そう、完全に不審者です。
途中木でうっそうと覆われた場所で道が二股に分かれます。
「この先行き止まり」の看板にドキッとしますが、
右側の行き止まり方向へ進みます。
行く先が何だか明るいぞ!
木々を抜けた先にあるんですよね、この景色が。
空中に伸びるカタパルト。
いい時間に来ることができて良かったです。
人がいるとなんだかいい写真が撮れます。
海に伸びる光の道も、ここから見ればきれいですよ。
文章が短いのは息が切れてるからだと思ってください。
下には父母ヶ浜も見えます。
今日も多くの人が写真を撮りに来ていますね。
父母ヶ浜がある仁尾町的には、そこは海水浴場ですけどね。
「え!写真撮る場所じゃなかったんですか!」
まだまだ知られざる魅力にあふれる観音寺、三豊地区。
皆さんもこの夏この絶景でぜひ思い出を残してみてください。